2023年06月21日

U.S.A.と渚のシンドバッド

先日亡くなったティナ・ターナーの「Proud Mary」を観ていたら、ダ・パンプの「U.S.A.」とピンク・レディーの「渚のシンドバッド」を思い出しました。エド・サリヴァン・ショーの時の映像ですが、まずは本曲に入る前にみんなで一回転しています。これが「U.S.A.」のオープニング。

そして最後には泳ぐ様子から溺れそうになって鼻をつまんで沈む様子。これが「渚のシンドバッド」のイントロの振り付けを連想させます。いずれも、プロデューサーなどの関係者がこのティナ・ターナーの映像を観ていて採用したのかなと思いました。







ちなみに「Proud Mary」もカバー曲で、オリジナルはクリーデンス・クリアウォーター・リバイバル(略称CCR)です。以前「ジョンで始まるミュージシャン」の記事で書いたジョン・フォガティはこのメンバーです。



CCRの曲では「Have You Ever Seen The Rain(邦題:雨を見たかい)」が有名で、日本ではテレビCMに使われたこともありましたが、これはベトナム戦争におけるナパーム弾のことを指しているとされているようです。

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2023年06月15日

ヘヴィメタルとクラシック

私が学生時代に所属していたサークルの自己紹介欄に、「好きな音楽」の箇所には「ヘヴィメタルとクラシック」と書きました。この一見相反すると思われる音楽ジャンル、両方とも好きなので何でと訊かれても答に窮していたのですが、後年になってだんだんわかってきたような気がします。

先日にも記しましたが、私の一番好きなヘヴィメタルバンドはアイアン・メイデンなのですが、その特徴の一つに異様なまでの間奏の長さがあります。通常だとここで終わりだよなと思うギターソロなどが、延々と続く曲ばっかりなのです。

そこで気付きました。クラシック音楽の多くは交響曲や協奏曲、ソナタなどのインストゥルメンタルであって、私はオペラにはほとんど関心がありません(オペラ作品のアリアのメロディーや序曲は好きです)。なので、私は楽器の音が好きなのだと。逆に言うと、アイアン・メイデンのヴォーカル、ポール・ディアノにしてもブルース・ディッキンソンにしても、そんなに好きな声質ではありません。

ヴォーカルはジューダス・プリーストのロブ・ハルフォード、ハロウィンのマイケル・キスク、ディープ・パープルやホワイトスネイクのデイヴィッド・カヴァデール、レインボーのロニー・ジェイムス・ディオやグラハム・ボネットなどの方がいいかと思います。

なので、好きなバンドでも印象に残っているインストゥルメンタル曲がいくつかあります。例えばマイケル・シェンカー・グループの「Into The Arena」。



または「Captain Nemo」。

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2023年06月14日

Eagle Fly Freeが好まれる理由

私の好きな三大ヘヴィメタルバンドは、アイアン・メイデン、ジューダス・プリースト、ハロウィンです。そしてそのハロウィンの「Eagle Fly Free」が、なぜか今ネット上で若い子の間で賑やかになっています。

例えばベースの女の子によるカバーについては先日書きましたが、これも先日書いたラヴバイツも、この曲をカバーしています。



そしてこのツインリードのギターリストの子は、見事なピアノソロでこの曲を弾いています。



また、韓国の女の子はドラムでカバーしています。この子の動画はいくつか観ましたが、何しろそのドラムセットが豪華。



なぜこのように、彼女たちが生まれる前の曲がこんなにも好まれているのだろうかと考えました。思い当たるのは、この曲は間奏が通常のロックの曲と比べると異様に長く(アイアン・メイデンの曲はたいていそうですが)、その中にギターソロはもちろん、ベースソロ、ドラムソロとすべて揃っている(ソロっている?)からかと思いました。

間奏でギターソロ→ベースソロ→ギターソロ→ドラムソロと展開しています。当時はレコード、その後はCD、今は音声ファイルでしょうが、いずれにしてもライブではこうした拡張パターンは珍しくありませんが、オリジナル収録でこうしたのはあまりないかと思います。

オリジナルについては動画は見当たりませんでした。音声でお確かめ下さい。

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2023年06月12日

デフ・レパードで思い出した曲

BSの「ベストヒットUSA」を時々観ていますが、今回は昔のデフ・レパードが出ていました。曲は「Pour Some Sugar On Me」、ドラマーが片腕を失ってからの曲で、当然スローテンポですがよく売れたそうです。



ロックの曲はおしなべてそうですが、一見何を言っているかわからない歌詞には、たいてい卑猥な意味が込められていることがよくあります。この曲も直訳すると「俺にたっぷり砂糖をかけてくれ」ということになりますが、どうも性行為による愛密ということらしいです。

ほかにも、ローリング・ストーンズの「Start Me Up」はマイクロソフトのWindows95の発売時にも使われた曲ですが、歌詞を見ると「お前は大の大人を泣かせる何ていやらしいマシンなんだ」と、意味深ではなく結構ストレートな内容になっています。



ディープ・パープルの「Highway Star」もそうです。王様による直訳ロック「高速道路の星」がわかりやすいです。ここでもマシンという表現を使っていますが、一見車のことを歌っているようで、実はそれが女性のことであることがよくわかります。



話を戻してデフ・レパードですが、この曲で思い出したのがシーナ&ザ・ロケッツの「レモンティー」です。これは聴けばわかると思いますが、ここでも「砂糖たっぷり」という文言が出てきますね。



ちなみにこれは以前にも書いていますが、このギターリフは明らかにヤードバースの「Train Kept A Rollin' 」ですね。鮎川誠さんは否定していましたが。



余談ですが、「Def Leppard」というバンド名は同じイギリスの先輩バンドである「Led Zeppelin」を真似たものだとか。微妙にスペルが似ていたり似ていなかったり。
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2023年06月10日

ティナ・ターナーの代表曲

少し前に仕事関係で、地元のソプラノ歌手と知り合う機会がありました。この春大学の音楽科を卒業したばかりで、今は高校で音楽の教師をしている子です。

ずいぶん前に、甥っ子がエルヴィス・プレスリーを知らなかったことにカルチャー・ショックを受けたことがありましたが、その子はビリー・ジョエルを知らないそうです。これぞジェネレーション・ギャップだなと改めて感じました。

しかしその子は、先日亡くなったティナ・ターナーは知っているとのことです。そのティナ・ターナーの代表曲としてどのニュースでも紹介されていたのが、「What's Love Got To Do With It」(邦題の「愛の魔力」というのは知らなかったです)。



しかし個人的には、ティナ・ターナーで一番印象に残っているのは「Private Dancer」の方です。



またどのニュースでも、ティナ・ターナーについて「ロックの女王」という称号で紹介していましたが、これにも違和感を感じます。上記の曲はともにバラードですしね。

ロックの女王で思い当たるのは、パット・ベネターの方です。



ちなみに、以前「ディスコの女王」が亡くなったという報道をニュースで聞いた時、まず思い出してしまったのが荒木久美子さんでした。実際はドナ・サマーでしたが、ジュリアナ時代にはよくテレビに出ていたもので。

話を戻すと、なぜその子にビリー・ジョエルの話をしたかというと、当然その子はクラシック音楽が専門なので、私もクラシック好きということもあり、ほかの音楽ジャンルでクラシックの要素が入っている曲がいろいろあるよという話をしたかったのです。

その一つがビリー・ジョエルの「This Night」。これにはベートーヴェンのピアノソナタ「悲愴」の第二楽章が入っています。

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2023年06月09日

メモリーで思い出した曲

いつもの深夜ラジオでは何かしらの特集があり、思い当たる節があると多分これがかかるんじゃないかなと予想しながら聴いています。今回は「思い出」とか「メモリー」というタイトルの曲だということで、だいぶ当たりました。

まず最初に思い浮かんだのが、松田聖子さんの「スウィート・メモリーズ」。



次には堀江淳さんの「メモリーグラス」。



そして松崎しげるさんの「愛のメモリー」。



近藤真彦さんの「ブルー・ジーンズ・メモリー」や、小泉今日子さんの「スターダスト・メモリー」、H2Oの「想い出がいっぱい」もありますが、何といってもワイルドワンズの「想い出の渚」でしょう。



これを初めて聴いたのはこのオリジナルではなく、ハンダースによるパロディーでした。清水アキラさんがやっていたのですよね。



ちなみにハンダースの由来は、6人編成なので1ダースの半分ということなのですよね。
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2023年06月02日

娘世代のカバーが嬉しい

最近はYouTubeで、女の子がドラムやベースのソロカバーを投稿しているのをよく見かけます。別に探しているわけではなく、お勧め動画でリストに上がってくるのでつい観てしまいます。

それで嬉しいのは、娘世代の子たちが私たちのリアルタイム楽曲をカバーしていることです。生まれていない時代の曲なのですが、なぜ選んでこの曲にしたんだろうと興味津々です。

例えば、アイアン・メイデンの「Aces High」のドラムカバー。



同じ人ですが、イントロのドラムが印象的なレインボーの「Lost In Hollywood」。



ハロウィンの「Eagle Fly Free」のベースカバーをしている子もいます。



ベースと言えばスティーヴ・ハリス、同じ人ですがアイアン・メイデンの「The Trooper」。



よくあるパターンが、親が聴いていた音楽を聴いて育ったからという理由です。いずれにしても、嬉しい限りです。
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