2015年01月03日

シナトラのマイ・ウェイの原曲

この時期はどこもテレビは特番で、時々観ているBSの音楽番組「SONG TO SOUL」ではこの正月に映画音楽特集をやっていました。誰もが知っている映画音楽誕生のルーツなど面白いものばかりでしたが、その中で「あぁそうだったのか」と思ったのがフランク・シナトラの「マイ・ウェイ」の元となった曲です。

これはもともとフランスのクロード・フランソワという人が作った曲で、その人の生涯を描いた「最後のマイ・ウェイ」という映画で使われた(というかこの曲そのものが映画のテーマのようなもの)ということです。原題は「Comme d'Habitude」(コムダビチュード)、「いつものように」という意味です。歌詞は愛する人との日常の生活を淡々と綴ったものであり、まさにいつものようにこうするんだということが繰り返されています。

この曲をラジオで聴いたポール・アンカが英語の歌詞を付け、フランク・シナトラに提供したのがあの有名な「マイ・ウェイ」ということです(歌詞の内容はかなり変わっています)。映画では歌手になることを反対していた主人公の亡き父に対し、「フランク・シナトラが僕の歌を歌っているよ、父さん」というシーンがハイライトのようです。

ところで、この「コムダビチュード」というフランス料理店がかつて中目黒にありました。仕事で携わっていたこともあり、すっかり更新が滞ってしまっているフランス料理のサイトでは、トップバナーにその料理の写真を使わせてもらっています。このお店の面白いのは、フランス料理店では書き入れ時のクリスマスに特別メニューを提供しないということです。訊けば、「いつものようにですから」とのことでした。

思えば私たちの田舎暮らしも毎日特別なことはなく、まさにコムダビチュードの日々を送っています。クリスマスだから、お正月だからといって豪華な食事をしたり旅行に行ったりすることもなく、毎日堅実な時間を過ごして楽しんでいます。一日が終わるとき、今日も災いがなくて良かったと思えるのが一番の満足感のように思います。

コムダビチュード、良い言葉ですね。ちょうど私のキーに合いそうなので、そのうちカラオケのレパートリーに加えたいと考えています(もちろん原語での)。

posted by bourbon_ueda at 00:00 | Comment(0) | 音楽
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