日頃BSで音楽番組を観ているのですが、今回の特集はカルチャー・クラブの「カーマは気まぐれ」(原題:Karma Chameleon)でした。いつもあのPVと歌詞の内容の接点はどこにあるのかと思っていましたが、今回観て実際には全然なかったのではないかと思いました。
まず一つ目の驚き。これは各名曲が生まれるプロセスでよくあるパターンかもしれませんが、もともとボーイ・ジョージが持ってきた曲はまるで小学校の朝礼のような曲調であったようで、それにコードをゴスペル調にするとかで現在の形に収まったようです。当時のメンバーは何だこれ?と思っていた曲がその後大ヒットするわけですから、わからないものですよね。
次に二つ目の驚き。これは当時のファンであれば当然かもしれませが、ボーイ・ジョージはバンドのメンバーと恋仲で、当時の歌の歌詞はほとんどその相手に対するものだったそうです。恋歌ですぐに思い浮かぶのは「Do You Really Want To Hurt Me」や「Miss Me Blind」ですが、思えば相手は女性とは限らないわけですよね。
そして三つ目の驚き。その番組でかつての友として回顧談話を話していたのは、何とジグジグスパトニックのヴォーカルの人でした。1980年代の一過性のバンドとてっきり思っていたのですが、今でも活動しているようです。ボーイ・ジョージとは当時からの友人で、同棲していたこともあるそうです。
アレキサンダー大王の時代から、特にヨーロッパでは同性愛はごく当たり前だったようで、今でも特にイギリスやフランスではそのような話を聞きます。日本でもようやくLGBTという概念が広まってきたようですが、最近知ったのはサマンサ・フォックスのことでした。
それにしてもジグジグスパトニックのインパクトは凄い。改めて楽曲をご案内します。
2015年12月17日
カーマは気まぐれ3つの驚き
posted by bourbon_ueda at 00:00
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