この日はバイク、といっても1200ccを乗っていた頃と比べて今は110ccのいわゆる原二(原付二種)の定期点検で甲府のディーラーに行ってきました。結構時間がかかるということなので代車をお願いし、特に行くところもないので久しぶりに昇仙峡に行ってきました。移住直後以来、数年ぶりです。
この時期はもうこの地のツーリングとしては遅いのですが、ヒートテックにダウンのベスト、ボア付きのパーカーにウインドブレーカーというモコモコの重装備で臨みました。結婚した時にはもうバイクは乗っていなかったので、期せずしてちょっと寒いタンデムツーリングとなりました。紅葉はもう終わっていました。
それでも冷えた身体を、遊歩道を散策することで結局暑いくらいになりました。平日なのに結構な人出、これが紅葉シーズンの土日ならさぞかし混んでいたことでしょう。平日だからでしょう、高齢の方が多かったです。
その高齢で考えさせられたのもこの一日。車と違ってナビがないバイクなので、昇仙峡にたどり着くまで結構迷いました。細い道を通りながら出くわした住宅地には人影がまったくありません。私たちの地域ならば畑や庭があるのでそれなりに人の姿は見えるのですが、その代わりに目立ったのは介護施設の送迎車。あぁ、地方の過疎化や高齢化とはこういうことをいうのだなと改めて思いました。
しかし代車のスクーターは150ccで実に快適、その後我が愛車に乗ったら何ともちゃっちいこと。バイク乗りがだんだんとより大きなバイクに乗りたくなっていくのがよ〜くわかりました。かつてはハーレーはもとより、1500ccのゴールドウイングに憧れましたが(今は1800ccになっているようですね)、果たして今となってはどうでしょう。何しろ寒いのがつらい、軟弱になってしまいました。