2017年10月31日

もうどうにもとまらない

連日の音楽ネタです。この日は昔でいう懐メロ番組でしょうね、最近多い昭和の曲を特集したものが放映されており、その中で山本リンダさんが出ていました。まだまだ現役のようです。歌ったのは「こまっちゃうナ」と「どうにもとまらない」。いずれも代表曲ですが、テロップを見ると発表年にかなりの開きがあります。それで思い出しました。

「どうにもとまらない」を作曲した都倉俊一さんの回想録で、当時レコーディングに立ち会った際の話です。もともとこの曲は阿久悠さんの作詞で「愛のカーニバル」だか「恋のカーニバル」といったタイトルだったそうです。それを録音する時に一発で決まらないので、「もう一回いってみよう、どうにもとまらない」ということでこのタイトルになったそうです。

その回想録では「こまっちゃうナ」以来ヒットがなかった中で都倉俊一さんに作曲の依頼があり、山本リンダさん本人は「シャンソンが歌いたい」と言っていたらしく、都倉さんは「まず歌い手のマインドをリセットしてくれ」と要求したそうです。確かにリンダさんとシャンソンは今となってはイメージが結び付きませんよね。

ダン池田さんが懐かしい映像はこちら。


この作曲家が(あるいは作詞家が)歌い手に対してダメ出しをした時代、今では考えられないようです。その理由は当時はプロデューサーという存在がいなかったからということです。それを知ったのは少し前で、坂本九さんの「上を向いて歩こう」を作詞した永六輔さんが、初めてデモテープを聴いた時に激怒したという。俺は「うへをむふいてあはるこほほう」なんて詩は書いてないぞとのこと。だから少し前の歌手は作詞家や作曲家の人のことを「先生」と呼ぶのだなと理解しました。
posted by bourbon_ueda at 00:00 | Comment(0) | 音楽
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: