2017年12月03日

親方はチャンドラーを読んだか

連日ワイドショーでは相撲界のことばかりですが、先日ふと見たテレビで貴乃花親方が10年くらい前のインタビューに答えていました。その一言、「人は自分が強いと思わなければ他人に優しくできないと思うのですよね」といったような発言。瞬時に思いました、あれ、貴乃花親方はレイモンド・チャンドラーを読んでいたのかなと。

私の大好きなレイモンド・チャンドラーの最後の長編小説「プレイバック」の有名な一言です。「男は強くなくては生きていけない、優しくなければ生きている資格がない」です。何もパクったとは言いませんが、もし読んでいればそれが下敷きになったであろう、読んでいなくても時代を超えて思うことは同じなんだと妙に納得しました。

チャンドラーの原作は度々映画化されていますが、フィリップ・マーロウ役にボギー(ハンフリー・ボガート)が出演した作品があります(「三つ数えろ」、原作は「大いなる眠り」)。そのボギーの代表作「カサブランカ」では、これまた有名な台詞のやりとりがあります。

「昨日は何してたの?」「そんな昔のことは忘れた」「明日会える?」「そんな先のことはわからない」。これを以前当時小学生だった甥っ子に、もし友達にそう訊かれたらこう答えるんだよと教え込みました。実際私が居合わせた場では、甥っ子の祖母が「あんた、昨日どこ行ってたの」に対し、「そんな昔のことは忘れた」と返していました。
posted by bourbon_ueda at 00:00 | Comment(0) | 田舎暮らし
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