2018年08月02日

忖度はスポーツ界だけではない

最近立て続けにスポーツ界で問題が起こっていますね。相撲、レスリング、アメフト、今度はボクシングですか。絶対的な権力を持つトップに対する忖度という構図は、政治や行政の世界を含めこれまで何回も見てきたパターンです。でもこれはビジネスの世界でもよくあるということを以前経験しました。

地域の特産品を使った商品開発プロジェクトに携わった際のことです。手弁当で来てくれるフランス料理シェフの協力もあって、だんだん良いものができつつある段階でした。ちょうど地元のお祭りがあるので、その際に消費者に試食してもらおうと企画になり、その提供方法についていろいろと議論していました。

しかし、地域興しでよく主体となる商工会議所が音頭を取っていたのですが、その忖度ぶりが目に余るものでした。地域の消費者のことより、商工会議所の会頭など幹部の方をどうもてなすかということに多くの時間を割いていたのでした。自分たちの上司に当たるわけでこれを機に印象を良くしようという思いはわからなくもないですが、私はとうとう切れて「何様のつもりですか」と言ってしまいました。

ついでに言うと、切れそうなことがもう二つありました。一つは、国の補助金を使ったプロジェクトで地元の関係者が会議に多く出席し、その度に謝金が支払われます。しかし会議中一度も発言しないでいる人や、冒頭に謝金をもらうや否や「私、用事がありますので」と帰っていく人がいました。

もう一つは、商品開発の過程で化学調味料を使ったものと使わないものとをメーカーに作ってもらい、最後にメンバーがブラインドで試食し、どちらが良いかという機会を設けました。結果は使わない方が良いという方が多かったのですが、その後できあがってきた商品は使ったものの方でした。そのプロセスの不透明さはおそらくこのプロジェクトだけではないでしょう。

今回のボクシング団体の問題は会長半分、あと半分は周りの人にあると思います。私が以前所属していた中小企業診断協会でも、支援すべき中小企業ではなく、お上の中小企業庁の方ばかりを気にしている姿勢が解せなくて、結局やめました。競技団体は会長ではなく競技者の方を向くべきではないですか。
posted by bourbon_ueda at 00:00 | Comment(0) | 田舎暮らし
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