2018年12月25日

やっと観てきたボヘミアン

公開直後から、音楽の話をした人もしない人も、昔からの友人もこちらに移住してから知り合った人も、何しろ軒並み「映画ボヘミアン・ラプソディは素晴らしい、ぜひ見るべきだ、感動した、泣いた」という情報が日々寄せられていました。観に行きたいとは思っていましたが、何しろこの地元では一日一度の夜9時からの上映しかなかったので、半ば諦めていました。

しかしそこへ、この人気からか一気に上映回数が増え、やっとこさこの日午後の上映を観に行ってきました。映画館に足を運ぶのは実に久しぶり、多分「オーシャンズ」以来かなと思います。昔は立ち見の後に2回目を座って観るなどしていましたが、今はすっかり様変わりしているようです。ポップコーンと飲みものの近代化も目を見張るようなものがありました。

さてその映画、全体としてはバンドや楽曲の背景、フレディの個人的な事情などはそれまでいくつもの特集番組で知っていましたので、あぁそうだよなといった感じでした。最後の21分が感動するという触れ込みでしたが、ライブ・エイドの映像はDVDをはじめ何度も観ていますので、細かいところまでよく再現したなぁという印象でした。

よく映画を観た際に、最初はストーリーを追うだけで精一杯だったけど、もう一回観たら細かいところが確認できたということがあります。しかし今回はこういう訳で、最初から細かいところに目と耳が行きました。例えば、全編を通して当然クイーンの楽曲が流れますが、私が気付いた限り一ヶ所だけクイーンではない曲が流れたところがあります。

それは、ゲイの仲間などを招いたパーティーのBGMでかかっていた、リック・ジェームスの「Super Freak」です。最後のエンドロールで曲の一覧にちゃんと出ていました。この曲は後にM.C.ハマーの「U Can't Touch This」につながります。80年代世代としては後者の方が馴染みがあると思います。





また、そのパーティーの中で「ヴィレッジ・ピープルみたいだな」という台詞があります。当然この日は同世代の観客が多かったですが、中には若い人もいました。しかしこの台詞の意味が果たして分かるだろうかと思ってしまいました。ヴィレッジ・ピープルはゲイをターゲットとしたグループで、日本で一番有名なのは西城秀樹さんの「ヤングマン」の元の曲です。



そして映画のクライマックス、ライブ・エイドの場面でボブ・ゲルドフという人が出てきます。これも若い人は誰だそれ?といった感じだと思いますが、マイケル・ジャクソンをはじめとした「USA for Africa」の元となった「バンド・エイド」を結成した人です(絆創膏ではありません)。この時期にはぴったりの曲です。



私の記憶ではその後ボブ・ゲルドフは「もうこんなことはやらない」と言っていたと思うのですが、結局このライブ・エイドを立ち上げるわけです。今や日本でもいわゆるフェス流行りですが、その先がけと言っていいでしょう。豪華なアーティスト達の共演です。

総括すると、私としてはストーリーに感動したというより、大画面と大音響で聴けた楽曲を楽しめたという意味で満足しました。もちろんほとんど知っている曲でしたし、多分この世代は誰もが持っているであろうベスト盤でいつも聴いていましたから。あと、これを機会に若い世代が新たなファンになることを予想し、期待しています。
posted by bourbon_ueda at 00:00 | Comment(0) | 音楽
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