さて彼らの曲の中で、こわもてのヘビーメタルバンドがそんな曲歌うなよというのが、「Can't Stand the Heartache」です。歌詞は詳しく見ていませんが、おそらく失恋の心の痛みでしょう。
しかし今夜はこの曲を思い出さずにはいられません。鶏たちの中で一番体が小さく、一番いじめられて、一番餌をとるのが下手で、一番餌を食べるのが遅く、だから私たちが一番かわいがっていた一羽が先ほど息を引き取りました。最期は私たちがテラスで晩酌している前で、ストーブの前に暖かく横たわらせていました。
数ヶ月前から足腰が弱くなり、止まり木に飛び上がれずに地べたで寝ていました。数週間前から歩くこともできなくなり、じっとしているだけでした。ここのところは鶏舎ではなく特別に段ボール箱で部屋を作り、暖かいテラスで夜を過ごさせていました。

立っていた時の最後の写真です。この頃はまだ畑に放して虫などを追いかけていました。最近は完全に介護状態、目も見えなくなっているので口元に餌を持っていってやったり、糞尿も垂れ流しなので流水で洗ったりしていました。
最初に12羽のヒヨコを買って、これで5羽いなくなったことになりますが、今回だけは単なる12分の1ではありません。わかってはいましたが、生き物を飼うってこういうことなのだと改めて実感しました。より人になつく犬などはとても飼えません。
ではスキッド・ロウの「Can't Stand the Heartache」をどうぞ。