毎日夜8時に寝て朝4時に起きるのがスタンダードな就寝パターンです。8時間も眠っているの?と思うことなかれ、夜中2時には目が覚めて4時まで深夜ラジオを聴くことしばしばです。この日はちょうど30年前の洋楽ヒットナンバー特集、もう社会人になっていてあまり聴いていませんでしたが、印象にあったのがこの曲。
またこの前日には筒美京平さんの特集第二弾。中でも桜田淳子さんの「リップスティック」が秀逸。歌うのがとても難しい曲で、カラオケでも苦労するだろうと。
音楽を聴きながら常々思っているのが、私は小さい頃から文章を書くのが苦にならず、小中高と学校で詩や作文が表彰というか選抜されたことがありました。なので、例えば作詞家にはなれた可能性はありますが、筒美京平さんはじめすばらしいメロディーの数々を聴くにつけ、とても作曲家にはなれなかっただろうなと。
その30年くらい前に社会人になって、新入社員研修というのが富士山の麓の合宿所で行われました。そこで、今から河口湖に行くから制限時間内に短歌を作れという課題が言い渡されました。私はその時とにかく眠かったので、春の陽差しの中、湖畔の大きな岩の上ですぐに眠ってしまいました。
時間前に慌てて起きて、急いで作った歌を今でもよく覚えています。「暖かき 光を浴びて 岩の上 しばしまどろむ 波を枕に」というものです。その後の先生の講評の中で順位が付けられ、意外にもその1位になったのですが、発表された歌は最後の「波を枕に」が「この春の日に」と変えられていました。
季語がないというのがその理由だとその時は思いましたが、俳句には季語が必要であっても、短歌には必要ないということがその後わかりました。「波を枕に」は岩の上でうとうとしていた際に、耳元で波の音がかすかに聞こえていたからです。手前味噌ではありますが、どう考えても変更前の方がいいと今でも思っています。
2021年10月24日
季語がなきゃダメなのか
posted by bourbon_ueda at 00:00
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