
都会暮らしと田舎暮らしでは車の走行パターンが違うので、通算した燃費はあまり意味がありません。今の車を買ったときから給油の度に走行距離を記録して燃費を計算しているのですが、移住しても季節変動があろうから、丸一年経つまで結論づけないでいました。そしてこの度一年経って、こちらでの生活ではじき出された平均燃費が17.6km/lです。
最近はガソリン高のため軽自動車が飛ぶように売れているようですが、走り方によっては軽より小型車の方が燃費が良いのです。私の愛車は1500ccの前モデルのフィット、カタログ燃費は20.4km/lであり、経験上概ねカタログ値の7掛けというのが実際の燃費ですが、今は8.5掛けくらいになっています。
実は都会暮らしと通算しても16.1km/lと8掛けに近いのですが、大きく貢献しているのは7速のパドルシフトにあると私は考えています。アイルトン・セナの時代のF1でフェラーリ車に搭載されていた、ステアリングを握りながら手元でギアチェンジをする仕組みのものです。下り坂はもちろん、平地で赤信号で止まる際にもこれでエンジンブレーキをかけています。ディーラーの整備の方には、ブレーキパッドの減りが異常に少ないと、定期点検の度に驚かれています。現在丸4年でちょうど10万kmを超えたところですが、まだ一度も交換していません。
フィットのハイブリッド車、あるいは燃料電池車が実用化するまでは、走行性能や居住性能にも優れたこの愛車を乗り続けたいと思います。