2013年11月16日

王様のSatisfactionは誤訳?

今でも活動しているようですが、以前「王様」というミュージシャンが流行りました。トランプのキングの風貌で“直訳ロック”なるものを展開していて、結構私は好きでした。横浜に住んでいた頃には地元のGMS(総合スーパー)でのライブも見に行きました。

直訳は例えばディープ・パープルの曲集には「深紫伝説」というタイトルで、「Highway Star」は「高速道路の星」、「Smoke On The Water」は「湖上の煙」といった具合、歌詞もすべて日本語に直訳です。その中で、ローリング・ストーンズの「Satisfaction」があります。この直訳は「Jumpin' Jack Flash」とともにその歌詞を完全に覚えていて、以前カラオケでもよく歌ったものです。

その直訳では2番の歌詞に、「私のシャツは真っ白 そんな男になりたきゃ 私と同じタバコを吸えと」というものがあります。ところが先日見た昔の名曲をフィーチャーするBSの番組によると、これは「私のシャツは真っ白(その洗剤の宣伝をしているテレビCMのこと)と言っているがこいつは信用できない、なぜなら俺と同じ銘柄のタバコを吸っていないからだ」という意味だそうです。改めて原語を読んでみると、確かにそう取れます。

もともとこの部分は当時の大衆消費文化を批判しているとのことで、テレビで洗剤を宣伝しているのも満足できないが、それに文句を言っている自分も同じような消費文化に染まっているという意味だそうです。王様の直訳とはちょっと違いますね。

それにしてもこのBSの番組は興味ある曲が取り上げられるごとにときどき見ていますが、ローリング・ストーンズは「Jumpin' Jack Flash」に続いてこれが2回目です。こんなことは多分ほかのミュージシャンではありませんでした。今でも現役のイギリスのオジサンたち、やはり偉大ですね。

posted by bourbon_ueda at 00:00 | Comment(0) | 音楽
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