2007年10月15日

物置塗りました

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天候不順な秋の合間を縫って、早い方がいいということで自分で塗りました、物置。事前に大工さんから“ハケはいいものを買った方がいい”ということで、油性用の大小のハケと効率を考えた大小のコテバケ、塗料を入れる専用トレー、塗料、ハケを洗うためのうすめ液を買い揃えました。それにしてもハケの値段が6倍も違うのは何なんでしょうね。見た目にはほとんどわかりません。

ニスやワックスと同じく、これも2度塗りです。塗料は家の外壁と同じキシラデコールのウォルナットです。事前に工務店の方から余っていた塗料をいただいて、“これで足りるはずです”と言われましたが、素人の厚塗りのせいか、いや、木の肌目が粗いので塗料をたくさん吸ってしまって、1回目の塗りでそのほとんどを使い切ってしまいました。急きょ追加購入です。

一応格好はつきましたが、どうしてもムラになってしまうのですよね。家の外壁は3度塗りですが、さすがプロ、きれいこの上ないのです。ムラをごまかすためにそのうち物置も3度塗りにしようかと考えています。

この辺は平和な地域であるはずですが、一応鍵も付けました。これも大工さんからは“ダイアル式の方がいい”と言われていて、そのつもりでホームセンターに行ったのですが、“番号を忘れたらどうしよう”とかいろいろと考えてしまい、結局私の当初のイメージである南京錠にしました。妻からは“鍵を持っていくのが面倒くさい”と言われています。
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2007年10月10日

物置ができました

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現場での作業3日目で、物置が完成しました。幅4m、奥行2mの部屋のような大きさです。これに自転車2台を中央に縦に入れ、両側に棚を作っていろいろなものを収納します。

外壁はログハウスの端材のうち内壁材を使用しました。引き戸は同じく天井材の端材です。中には内壁がありません。一見製作途中かなと思われるほどですが、これはわざとそうしてあるそうです。将来部屋として使おうとするとき、断熱材を入れやすくするために内壁で閉じないのです。

さて、このままでは無垢材丸出しで雨や汚れが防げません。当然塗装が必要になるのですが、これは最初から見積書に「セルフ」と書いてありました。もともとセルフビルド志向のログハウス工務店なので、これまでもよくこうして促されることがありました。早速楽しみながらチャレンジしてみたいと思います。
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2007年10月03日

早い物置の枠組み

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家を建ててもらった大工さんはこの辺では腕が良いと評判なようで、大変忙しいスケジュールの中このような細かい仕事をお願いすることができました。当初は工務店の方が自ら建てるという話でしたが、“僕より倍早い”ということで今回もお願いしました。

予定では4日かかるということでしたが、何か1日でできてしまいそうなスピードです。ここのところずっと雨続きで心配だったのですが、この日は屋根と壁の防水まで一気に進みました。この後いろいろと細かい作業があるのは家のときと同じで、今後外観はあまり変わらないでしょう。

当初は家を建てる際に出た端材を多く使う予定でしたが、いろいろな事情があって新たに資材を調達することになりました。これが結構な出費となり、総工費の半分近くを占めることになりました。いろいろな事情とは、例えばウッドデッキに使った木を床に使おうと思ったら、この木は時間とともに縮むので隙間から虫が上がってくる可能性があるということでした。この辺もノウハウですね。

結局相当な端材が使われずに残りそうです。以前大工さんに“1年間くらいは日曜大工が楽しめますよ”と言われたのがわかってきました。
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2007年09月24日

物置の基礎ができました

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ログハウスには収納スペースがないことは百も承知でしたが、衣類などはともかく、自転車や炭火焼き道具、アウトドア用品、スキーやダイビングのスポーツ用品などの置き場に早くも困っていました。住み始めてからすぐに工務店と相談し、この度端材を多く使って物置を作ってもらうことにしました。

大きさは横4m、縦2m、5畳といったところでしょうか。写真は縦方向から見たもので、この日早速基礎屋さんが来てきれいに仕上げてくれました。この基礎屋さんは家の方もお願いしたところで、仕事の丁寧さに工務店が惚れ込んだとのことです。通常こうした工事は平日とばかり思っていたのですが、この日しか空いてないということで、祝日の工事となりました。大工さんもそうでしたが、やはり良い業者さんは引っ張りだこなのですね。

先日この物置の大きさが実際どんなものか確かめるために、ホームセンターの展示場に行って見てきました。4m×2mというのは結構広いもので、ちょっとした部屋のようでした。

10月20日には移住に際してお世話になった方々を招いたレセプションがあります。大工さんには忙しい合間を縫って、それまでに完成させてもらう予定です。
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2007年08月22日

床にワックスを塗りました

今回の工務店は本当に良いところで、施主にとって不当に高い工事などについては何らかの工夫や提案をいつもしてくれるのです。

床材にワックスを2度塗りしなければなりません。しかしこれは1平米当たり1,200円〜1,500円ほどかかる作業であり、我が家の場合だと10数万円になってしまいます。そこで、作業の内容は誰でもできる大したものではないので、自分でやりなさいということでやって来ました、私と妻と妻の母のど素人3人です。

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ワックスは有名なオスモのクリアーラピッドというもので、透明ではあるのですが従来のものより乾きが早く、4〜5時間でOKということです。では、ということで、午前と午後に1回ずつ、作業を1日で終わらせてしまおうと目論みましたが、工務店の方からストップがかかりました。体力的に無理だということです。

避暑地とはいえ記録的な猛暑、しかも窓を開けては塗った後に閉められなくなるので、締め切りの状態での作業です。最初は調理用の手袋をしていたのですが、薄すぎたせいかすぐに何度も破けてしまい、ほどなく“この方がやりやすい”とのことで、3人とも素手で塗り始めました(ワックスはウエスに染み込ませて床にすり込みます)。これが後で大変なことに・・・。

作業が終わり、水洗いするとヌルヌルのまま落ちません。その後乾いてくると今度はベタベタになり、合わせた両手を引き離すのに相当な力がいるくらい粘着性を持ってしまいました。床のみならず、自分の手にも何度も何度もワックスでコーティングしてしまったのでした。

次の日はこれに懲り、ちゃんと厚手の手袋をして2回目の塗りを終えました。最初からこうしていればということですが、この手のコーティングがとれるまでには数日かかりました。

今後住み始めると1年に1回くらいは塗り直しをしないといけないそうです。もう同じ失敗はしないぞ。
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2007年08月21日

足場がとれ、設備関係が続々と

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この度引っ越す場所は避暑地で有名なところで、お盆休みには帰省とUターンラッシュにもろにはまるので、しばらく現地に足が遠のいていました。この日約2週間ぶりに訪れ、ほぼ完成してきた姿に胸躍りました。外観はまず足場がとれたのが大きな違いですね。

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ウッドデッキもきれいにでき上がりました。これも結果的には、外壁と同じキシラデコールのウォルナットで塗ってもらいました。何でも、高温で燻した特殊な木材を使っているので、先のウッドロングエコがまたしてもうまく乗らなかったようです。

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照明器具も付きました。これは1階の天井、ダイニングのダウンライトです。

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これは吹き抜けのスポットライト、1階から見上げた絵です。予定では上を照らしてリビングの間接照明となります。

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これは2階のダウンライト、傾斜天井用のものです。斜めに付けても光が真下に来るような機種を選びました。高気密タイプでもあり、照明器具の裏側を断熱材ですっぽり覆うことができ、天井との隙間もピッタリしたもの、つまり照明器具の穴が断熱効果を損ねることを防ぐタイプです。

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部屋中の空気を柔らかく循環させるシーリングファンも付きました。建ってくるうちに以外と取付位置が低いのがわかり、当初の予定より一回り小さいものにしました。シーリングファンは値段がピンキリで、これは定価で10万円以上もしました。

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洗面台も付きました。この選定も悩みに悩みました。この大手陶器メーカーに知人がいて、聞けばこれは業務用のベストセラーだそうです。ボウルが大ぶりで物を置けるスペースが広いことが決め手となりました。

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蓄熱暖房機も付きました。薪ストーブの設置時期が未定の中、この家の中で唯一の暖房機です。このままだと冬の海の工場排水に群がるボラのように、この周りで夫婦二人が寝泊まりしなければならなくなります。

今回はこれらを見に来ただけではありません。この日と次の日、大仕事があるのです。
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2007年08月13日

大工工事が終わったようです

本来は次の日に現地へ出かける予定でしたが、ちょうどUターンラッシュのピークに当たるということで、工務店に話を聞いた上で断念しました。この日で大工工事が終わったということです。今回は良い職人さんに恵まれ、実に迅速・適確なできあがりとなりました。

前回訪れたときと比べてだいぶイメージが変わっていると思います。まず足場が撤去されました。そして南側と東側に大きなテラスが設置されました。塗装もすべて終わり、下草も刈ってくれていると思います。

あとは電気工事と水道工事があります。電気の方は配線は終わっていますので、照明器具とスイッチを付ける作業です。本当はスイッチの順番なども現地で確認したかったのですが、これは後からでも変えられるということです。

また、自分たちの仕事も多く残っています。来週には床のワックスがけに行ってきます。その後いよいよ今回の目玉、特注キッチンの搬入となります。
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2007年08月05日

外壁が塗られました

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外壁についてはいろいろと曲折があったのですが、結局ログハウスでは最も使われている、実績豊富なキシラデコールという塗料にしました。色もサンプルを作ってもらったりしてさんざん迷いましたが、ウォルナット(クルミですね)という色にしました。ログハウスにしては屋根の勾配が緩く、全体にのっぺりとした感じの家構えですので、こういう色にすると引き締まって見えてよかったと思います。

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2階のベランダもこのようにきれいに塗ってもらいました。当初予定していた塗料はウッドロングエコという自然原料のものだったのですが、いろいろと相性があって叶わず、ベランダだけでもと思っていたのですが、ここだけ色が違うのも却って変なので、結局同じ塗料にしました。

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塗料とともに今回当初の通りことが運ばなかったのがこの階段の窓です。結局設計図にあった窓のほぼ倍の高さの窓を取り付けることになりました。結果的に採光も増え、細かいところで気になるところが残ったものの、概ねうまく収まりました。

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階段も付きました。反対側の吹き抜けとともに風通しや暖房効率が良くなるとのもくろみです。子供頃からマンション暮らしが長かった妻などは、“あこがれの2階建て”と以前から喜んでいました。

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この日は地元の花火大会があり(というかこれに合わせて現地入り)、意外と盛況な催しに満足して帰路につきました。夏休みの日曜日ということもあり夜遅くまで大渋滞で、高速道路のサービスエリアで仮眠をとりながら朝方家に着きました。

今週からいよいよ本格的な引越準備です。
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2007年07月24日

壁がつきました

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よく間取りで何LDKとか言いますが、その表現に則ると今回の家は1LDKとなります。一応機能としてはリビング、ダイニング、キッチンはありますが、それらの間仕切りは一切なしです。また、2階も寝室、収納、書斎とありますが、これも間仕切りなしの大部屋です。間仕切りが必要になればパーテーションなどで自由に区切ればいいし、何しろ吹き抜けと階段による暖房効率が違います。

そのような中、数少ない壁がつきました。これは玄関とリビングの境です。さすがにこれらは一緒にはできませんし、玄関のドアとさらにもう1枚ドアを介してリビングになっているところにこだわりがあります。

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見にくいですがこれはトイレのドアです。これも間仕切りなしとはいきません。この右に洗面所があるのですが、このドアの開く方向も一定のノウハウがあるのです。これは設計を担当した会社に感謝です。奥にはニッチと呼ばれる壁の中の棚が見えます。

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これも見にくいですがこの裏にユニットバスがあります。キッチンとの境の壁で、ここだけは洗面所のドアが引き戸になっています。この壁沿いに食材を保管する棚が来る予定です。

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2階の手すりもつきました。本当に吹き抜けしてよかったと思います。

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ベランダの手すりもつきました。これは通常110cmの高さのものを、工務店の提案から100cmにしました。この方が布団も干しやすく、かといって危なくもなく、よかったです。

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ご覧の通りの大部屋、これが寝室と収納のスペースです。明るく広々とした家、最高です。
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2007年07月13日

断熱材が入りました

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大工さんの都合とかいろいろあり、工事が中断していました。久しぶりに訪れると、3日ほど前から再開していたらしく、一番変わっていたのが天井ができあがっていたことです。配線むき出しの状態と比較すると、だいぶイメージが変わりました。いよいよ生活するところという感じになってきました。

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床も貼り始めています。天井と同じく、使用する断熱材は自然素材の「ライブウール」です。ログハウスは壁に断熱材はありませんから、使うのはこの2ヶ所だけ、とは言っても自然志向の家なのでとことんこだわります。価格はグラスウールの何倍もしますけれど。

実は今回の家で住んでみなければわからないという一番の不安要素はこの断熱なのです。いろいろな情報を集めたりしましたが、可能な範囲でのベストな選択ということでこの方法に落ち着きました。寒冷地ということで、不安と期待がいっぱいです。
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2007年06月11日

窓がつきました

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今回の設計では大きな窓を随所に配置しています。最大の特徴は、1階のリビングにある掃き出し窓と同じ大きさのものを、その上の吹き抜けのところにはめ殺しにする窓です。特注で作ってもらい、重さは80kgもあるそうです。よってこのようにクレーンで吊り上げて取り付けました。

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まだ足場があるので見にくいですが、このように1階・2階とつながっているような見た目になります。キッチンの窓もつき、これでやっと目鼻がついてきた感じです。

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玄関のドアもつきました。これで窓とともに鍵がかかるようになり、前半戦終了といったところです。極端な話、中で寝泊まりもできることになります。

これでしばらく間が空き、後半戦の開始は今月の終わり頃になる予定です。
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2007年06月06日

屋根がつきました

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もうすぐ梅雨入りなのでそれまでに屋根はつけたいと思っていました。腕のいい大工さんによる早い仕事で、もうこの日には屋根材を乗っける板がついていました。緑色に見えますが、実際の屋根材の色は違います。薪ストーブ用の煙突のトップがひょっこり見えています。

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2階のイメージがこれで実感できるようになりました。勾配の緩い屋根にしたためか、意外と天井のトップが高くないことがわかりました。おまけに棟木やモヤが張り出ているので、シーリングファンの取付位置を考えなければいけません。このままだと頭は当たらないにしろ、手を挙げれば当たりそうです。

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先日打ち合わせしたコンセントとスイッチの位置に、配線がされていました。この日はキッチンの配膳台の前にもう一つコンセントを追加し、後でキッチン横の外灯のスイッチを窓枠から冷蔵庫に隠れる壁に移すことにしました。

来週はいよいよ建具が入り、一段落となるようです。重さ80kgと言われている吹き抜け上の大きな窓を、どうやって持ち上げるのか見ものです。
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2007年05月29日

電気の穴を確認しました

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この日は電気屋さんが来て、スイッチとコンセントの位置の確認をしました。事前に書面で打ち合わせしたものを、現場で本当にこれでいいかどうかを見るためです。このように何のコンセントがどこにくるというのを書いて貼っていきます。

この日まで確定していなかったのがダイニングの照明の位置です。ダウンライト3つなのですが、テーブルの配置からリビング側に寄せようかとも考えましたが、結局電気屋さんのアドバイスもあり中央に3つ揃えることにしました。工務店の方も、“迷ったら専門家に任せる”と言っていました。そういう訳で、リビングのスポットライトも左右均等より少し中央寄りに配置することにしました。

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この日はいよいよ屋根を支える木を積む作業があり、一番高いところへクレーンで吊り上げていました。一つ一つの作業は、当たり前ですけれど“さすがプロだなぁ”と感心させられました。

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その屋根を支える木とは「モヤ」と呼ばれるもので、一番上の木である「棟木」だけだと軒との間に渡して屋根を支える「垂木」がたるんでしまうため、これを上部の2ヶ所で支えるためにあるそうです。これが何とも長く、今回の間取りは奥行きが5.8mあるため、当然それ以上の長さになります。

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外観はこのようになりました。来週には屋根の作業に入るようです。
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2007年05月28日

2階ができあがってきました

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1週間ぶりに現地を訪れたら、早いものです、もう2階の壁ができていました。基礎工事が完成したときは“ずいぶんちっちゃいな”と思ったものですが、こうして壁が立ち上がってくると結構迫力があります。

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下の敷地に置いてあった部材もこの通りだいぶ減りました。これは2階に上がって撮ったものです。

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2階の南側に幅半分だけ設けるベランダも付き始めました。

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1階のキッチンはこのようになっています。大きく開いた窓から見える景色が何とも気持ちいいです。

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この日は天気が大変良く、南アルプスと富士山がよく見えました。
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2007年05月22日

ログが組み上がってきました

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工務店からの知らせですでにログが5段ほど組み上がっているというので、急きょ見に行ってきました。見るとすでにずいぶんと壁の高さがあります。

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このようにログ1本1本に番号が付いているので、よく“組み上げも簡単”とセルフビルドのすすめに書いてあります。同じように見えるログ材でも、ダボ(ログとログをつなぎ止める杭のような木)の穴の位置が違うので、順番を正しく守らなければなりません。ただ、このログの番号を揃えるのが大変だと大工さんは言っていました。何しろ部材のかたまりにはバラバラに入っているそうです。

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今回は無垢材ですので、あらかじめこうした亀裂が入っていることに何ら不思議はありません。強度には問題ありませんし、必ずこの亀裂は木の芯で止まります。これが嫌な人はラミネートログ(半分ずつ貼り合わせたログ材)を使うのですが、それでも亀裂は入ると大工さんは言っていました。

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セルフビルドなどはゆめゆめ考えなかった私ですが、“やってみたら”と促されて1本だけ極めて短いものを組んでみました。在来工法のように内壁・断熱材・外壁といったものがなく、ただひたすらログを組み上げていくこの作り方はシンプルでいいですね。やってみれば単純な作業ですが、これを家1軒分となると気が遠くなります。また、何しろその精度が問題になりますね。

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前回来たときは敷地いっぱいにあった部材が、この日はすでにこのように減っていました。次回は来週訪れますが、もうほとんどなくなっているかもしれません。

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最初の写真は朝の姿でしたが、夕方にはこのように1階の窓枠ができあがるまで組み上がっていました。これをテンポよく2人で(この日は後半は1人!)やっているわけですから、すごいですね。
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2007年05月15日

部材が到着しました

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約2ヶ月間の船旅を経て、フィンランドからログ材が到着しました。以前ほかの家の部材おろしを見に行きましたが、今回は自分のです。朝一番にトレーラーとほぼ同時に現地に入り、写真のようにクレーンで部材を一塊ずつつり上げ、おろします。

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40フィートコンテナ1台半分の部材をすべておろすと、このようになります。今回はその場所として体育館の広い駐車場を使わせてもらえることになり、作業もはかどったようです。工務店の方は、いつもお願いするクレーンのオペレーターの腕が抜群だとおっしゃっていました。

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近くに寄ると木のいい香りがします。断面はこのような具合で、あいにく時折雨がぱらつきましたが、ビニールがかかっているので安心です。

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これを今度はユニック車に一つずつ乗せ、近くの現場までピストン輸送です。クレーンも同行してくれたおかげで、この積みおろしもはかどったようです。全部で7回往復したということでした。基礎の中にも砕石が敷き詰められ、きれいに仕上がっています。

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敷地の下の畑もすでに借りる契約を済ませてあり、すべての部材をこうして置くことができました。大工さんたちとも今回初めてお会いし、これから着々と組み上がっていくことを想像するだけで楽しみです。

これからしばらくは短い間隔で現場通いが続きそうです。
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2007年05月02日

基礎工事が終わりました

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基礎工事は建物が建ってからは中をよく見ることができないので、今のうちにと見に行ってきました。工務店から“一部が終わりました”との連絡を受けていましたが、この日がちょうど最終日で、写真のようにほぼ完成型です。あとは土の部分に防湿シートをかけ、上に砂利を乗せます。

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これは風呂場の部分です。コンクリートの表面がとてもきれいで、ボルトが汚れないようにとカバーがしてあります。工務店が惚れ込んだという、丁寧な仕事ぶりです。

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家の部分の基礎だけを見ると“ずいぶんと小さいな”と思うのですが、いざ建ってみると迫力があり、生活に十分であることがよくわかるそうです。それに比べ、テラスの部分の独立基礎は、基礎の段階でも広いなぁと思わせるくらいですから、できあがったらさぞかし大きく感じるでしょう。

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最初に地面を掘り返したら、こんなに大きな石が出てきたそうです。ほかの中くらいの石は基礎の完成の過程で上手に埋め戻したそうですが、これは元の地主さんがお持ち帰りになるそうです。庭に置いておくのかな。

自分の家を建てるにあたって、それまで気にしていなかった今住んでいる近所の建築現場をしげしげと見るようになりました。毎朝のウォーキングコースの途中にも建築中の家があるのですが、基礎の部分が雑なんですね。それに比べると我が家の仕上がりに、大変満足しているところです。
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2007年04月18日

いよいよ基礎工事が始まりました

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“明日より基礎工事が始まります”と聞いていましたが、そんなにすぐには予定は立てられません。スケジュールを空けて、ようやくこの日現地に行ってきました。あいにくの空模様でしたが、職人さん3人が黙々と作業をしていました。今はちょうど型枠を作っているところのようです。

職人さんへの挨拶とともに、騒音などでご迷惑をおかけするご近所さんにも挨拶にうかがいました。向かいの2軒、下の1軒、上の2軒、そして隣接する畑の所有者である工場と計6軒への挨拶でしたが、あいにく向かいの1軒と工場のみ人がいて、あとは不在でした。

2軒だけでしたが共通して聞かれたのは、「定住するんですか」ということでした。都会から来るということなので、やはり別荘かと思ったのかもしれません。それにしては別荘らしくないところに建てるなと思ったかもしれません。地域は田舎ですが、地点はその辺りでは“街中”なのです。

その後工務店に寄りました。私たちに先がけて工事の挨拶をご近所にしたということで、その中で上の1軒から注文がついたそうです。上の家からは視界を遮る形で私たちの家が建ちますから、「高さはどれくらいだ」ということです。向かいの1軒も斜めですが上の家からは邪魔になるところで、その時のことを引き合いに出し、「あれは聞いてないんだよな」ということでした。とは言っても今さら屋根を低くするわけにはいきませんから、今後徐々に良好な関係を築いていかなければなりません。

基礎工事は今月中には終わるそうです。できればそれまでにもう一度見に行きたいところですが、どうも日程がとれません。基礎工事が終わってから部材が到着するまで、ゴールデンウイークのどこかで現地に行くことになると思います。
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